お医者さんごっこ | ナースの恋人との12ヶ月

お医者さんごっこ

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ぼくの彼女はナース。しかも年上。8つ上。

「姉さん女房」ならぬ、「姉さんナース」だ。


先週末、風邪を引いた。どうやら窓を開けっ放しで

寝ているのが良くないみたい。

でも心配無用。なぜなら、彼女がナースだから。
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普通に生活をしているときに、ナースの彼女に驚かせれることが度々ある。

医療知識がもの凄いからだ。医療の職場で働いているので、

当然と言えば当然なんだけど、あまり高度な病気でなければ、

ナースでも十分診断ができてしまう。

薬の知識もかなり持っている。薬剤師の免許は持ってなくてなくても

薬屋さんで薬の箱に書いてある成分表を見れば大体分かる。

当たり前だけど、ぼくら一般人は薬の知識なんかないから、

風邪薬だったらどれも一緒、適当にパブロン飲んでればいいんでしょ?って思うけど、

実は結構違うみたい。

薬局の人に症状を細かく伝えればちゃんと合ったものを

紹介してくれると思うけど、あんまり言わないでしょ?特に男性は。(偏見かな?)

でもぼくの場合、彼女が処方してくれて、薬を選んでくれるから、

正直、すごく助かっている。



薬を買って来たら、、、そう、あとは「お医者さんごっこ」、、、

といいたいところだが、実はあまりやらない。

友人には「白衣着てもらってるんでしょ?」って言われるけど、実は全然そんなことはない。

風邪引いて熱があるときに、そこまで元気でないよ。


でもそこはナースの本領発揮で、かなり本格的な看病をしてくれる。これは本当。

病院で出すような体に優しい食事を作って、汗をかいたら着替えが出てくる。

寝ようとしても寝られない時は、横になりながらくだらない話をする。

近くのスーパーの店長の話とか、ハトの鳴き声のまねとか、よほど暇じゃないとしない話。

他に何もできないからなのか、くだらない話だけど、実は結構楽しかったりする。

普段病院でも寝たきりのお年寄りの話し相手になることが多いって聞いた。

何度も同じ話を聞かされるんだけど、「そうなの~、おばあちゃん、すごいね~!」って

ずっと隣で座って聞いている。

薬だとか栄養だとか言うけど、調子が悪い時には、実はこういう精神的なフォローが

一番大事なんじゃないかな、ってこの前強く感じたな。


「白衣の天使」って言われる所以はこういうところにあるんじゃないかな、とふと考えた。

喧嘩すると悪魔に見えることもあるけどね。